営業で描く新たな未来。
新卒で損害保険のコールセンターに入社し、3年間勤めました。仕事自体は好きだったのですが、一日中オフィスに座っている毎日だったので、「外に出る仕事がしてみたいな」と思うようになりました。外に出る仕事=営業職だと思い、営業職を中心に転職活動を行いました。正直、自分の性格が営業向きではないと自覚しているのですが(笑)、せっかくならチャレンジしてみようと飛び込みました。
当社を選んだのは、「産業用特殊ポンプ」や「産業用粉体関連機械」など、聞きなれない製品を扱っているけれど、マンホールの下や浄水場、インスタントラーメンの粉末や自動車や電池の材料など、意外と自分達の生活に直結して役立っているところが面白いと感じたからです。入社して2年目になりましたが、まだまだ製品の性能や仕組みを覚えている最中です。大学は文系で基礎知識のない状態だったので、仕組みを理解するのが大変で…。
営業職としては、展示会などで情報交換を行ったお客様に連絡を取り、アポにつながったら提案を行うというスタイルが基本です。飛び込みや全くの新規のテレアポなどはないので、営業活動にあまりプレッシャーを感じることはありません。現在は、一人で訪問することもありますし、複雑な案件は先輩に同行いただき、知識面をカバーしてもらうこともあります。早く独り立ちをして、お客様から頼られる存在になりたいです。
当社が扱っている製品は小さい案件でも数百万、大きい案件だと億単位の金額となるので、提案から本受注までかなりの期間がかかります。長いと5、6年かかることもあり、私が窓口となっているお客様はまだ受注には至っていません。
その分、お客様と接する期間も長くなります。始めは自社側のご要望のみを伝えられていたお客様が、話を進める中で、プライベートなことを話してくれたり、こちらの話に耳を傾けてくれるようになると、「信頼いただけているのかな」と嬉しくなります。受注までに設計職や製造職、技術職などさまざまな人が携わっている中で、営業が窓口となり、お客様の信頼を獲得できるか否かで大きく結果が変わります。その責任感が、プレッシャーと同時にやりがいにもつながっています。
また、お客様は全国各地にいらっしゃり、いろいろなところに出張に行けることも営業職のメリットだと思います。私の担当地域は関東ですが、先輩に同行して愛知県にも行っています。訪問が終わったら、その地域の美味しいものやお酒を楽しめることが出張の醍醐味です。
当社は比較的新卒入社の社員が多かったのですが、私を含め中途入社組もだんだんと増えてきているようです。別の会社を経験したからこそ実感したこととして、「コミュニケーションの大切さ」が挙げられます。入社して間もない時期に、先輩に聞いた方がよいとわかりつつそのままにしてしまい、小さなトラブルに発展してしまったことがありました。前職での経験上、報連相の大切さを知っていたはずなのに、中途入社という立場から聞けなかったのかもしれません。その時に、わからないことは自分からどんどん聞かなきゃいけないと気づき、現在は「わからないから教えてください」と素直に聞きに行っています。
また、営業部以外とのコミュニケーションも非常に大切です。お客様からの問い合わせは、設計職や製造職などに聞かないと答えられない内容が多いため、普段から部署をまたいだ報連相をしっかりとるようにしています。スピード感は信頼を得るために大切な要素です。みんなが気持ちよく働けるように、根回しや礼儀など、人として大切な部分はおざなりにならないよう意識しています。
今、転職を迷っている人がいたら、とにかく飛び込んできてくださいと伝えたいです。私自身、自社製品のポンプやミキサーのことは全く知らない状態でしたし、知らなくて当たり前なんです。「少し興味があるな」程度で全然大丈夫だと思います。やればやるだけ知識として入ってくるので、安心して欲しいです。
大平洋機工株式会社 採用・教育室